※ 真相を見る前に ※
・プレイ後のネタバレ発言がないように十分ご注意ください。
・プレイ感想はSNS等で公開にならない様にご配慮願います。
真相
各流浪人の真相は以下の通りです。
服職人…彼女は今後の生き方に悩む流浪人で、事件に巻き込まれた被害者。
・人生の岐路に立たされたストレスから、暴飲暴食を繰り返して
不摂生でだらしない生活を送っている。
基本的には街を出ていく方向で考えている。
・目的は「人生の岐路に立っているので、今後どのように生きていくか考える事。」
「不摂生な生活を送っている事がバレない事。」
鍛冶屋…彼はセカンド・ルネサンスと密約を交わしており、事件に巻き込まれた被害者。
・セントラルシティが交易によってよりよい生活を送れる様に、皆の個人情報と写真を
セカンド・ルネサンスにこっそり提供する契約を交わしていた。
その見返りに金品を受け取っていたが、街の今後の発展と終活のために残しているので
他の皆には金品の存在を知らせたくなかった。
・目的は「皆の個人情報・顔写真をセカンド・ルネサンスに提供している事がバレない事」
「金品を受け取っている事がバレない事。」
踊り子…彼女は踊り子ではなく「語り部」であり、事件に巻き込まれた被害者。
・代々伝わる旧文明モチーフの昔話を広める語り部である。
孤児だった頃の育て親が語り部だったため、語り部を引き継いだ。
また、育て親≠名づけ親なため、名前がない。
・昔話を広める事が、セカンド・ルネサンスに取って都合の悪い事であったため
団体によって指名手配された事によって踊り子は今の姿へと変貌した。
・目的は「自分がなぜ指名手配にされているか手がかりを掴む」
「昔話を広める意志があれば広める。」
「本名が無い事にコンプレックスがあるため、名無しである事を公表しない。」
小説家…彼は小説を書いてのんびり暮らすだけの事件に巻き込まれた被害者。
・マイペースで適当でめんどくさがり屋。ベリー・ベリー・タワー、ロスト・ロスト・
マイニング・タウン、ホット・ホット・デザートなどの独特の地名をゴリ押しで
布教しようとしている。
・テキサスにいた時、裁判の被告人として出廷命令を受けていたが、出席せずに
逃げ続けている。
・理髪師の5つ年下の実弟である。なお、幼少期に家出しており姉との接触は13年前で
途切れていた。
・目的は「ベリー・ベリー・タワーなどの独特の地名をゴリ押し布教する。」
「テキサスで裁判の被告人として出廷命令を受けた事を言わない事。」
バレンシアの郵便局廃墟内の死体…正体は理髪師
・死因…猟師の両手で首を絞められた事による絞殺。
旧テキサス町長の娘であり、厳格な父の影響を受けた事によって自分も厳しくなった。
身に着いた厳しさが弟エズラ(後の小説家)に影響を与えてしまい、家に嫌気がさした
弟エズラは家出して蒸発する。
弟の家出によって深い悲しみを負った彼女は、悲しみを癒すために頻繁に肉を食べる
ようになったが、その肉がよく採れたのが農場経営者ユーン(後の猟師)の農場だった。
ユーンとはテキサスで交流を重ねて、農場設立支援をする程の関係だったが、動物を
食肉用とする予定ではなかったユーンの思惑と、町長の娘という生活環境からか
庶民の事を知らない態度と言葉遣いなどによって、猟師の怒りを買って疎遠となる。
その後、旧テキサスがならず者によって滅ぼされた事をきっかけに、治安維持を目的
とした団体「セカンド・ルネサンス」の設立に関わり、以後団体の中心メンバーとして
活動してきた。セカンド・ルネサンスは旧文明の失われた技術を用いながら交易や
研究を進めていくと、世界が数十年後に自然災害によって破滅を迎える事を知った。
自然災害による破滅が来た時、人類は滅亡してしまうだろうと予測した団体は
その時に生き延びれる様に物資を予め貯めこんでおく事を計画したが、それには
各地の流浪人の協力が不可欠なので、「嘘の理由で流浪人たちと交易をした。」
(世界が破滅する事を先に伝えてしまうと、流浪人たちの協力が得られそうにないため。)
その活動の中で猟師と再会した理髪師は、彼の持つ技術・能力に強い魅力がある事を
思い出して、「猟師も団体の一員となってほしい」と想う様になり、積極的に交流を
する様になる。この時、責任感に押しつぶされていた彼女は病み気味になってしまい
猟師に過干渉してしまう。自分が心地よく生活できる空間が欲しかった猟師は
自分の居場所を脅かしてくる理髪師の過干渉に強い憤りを感じて、殺害してしまった。
・理髪師の目的は
「猟師をセカンド・ルネサンスに勧誘して、共に人類の未来を守り抜く事。」
「弟エズラ(小説家)が安全で自由な生活を送れる様に見守る事。」
・セカンド・ルネサンスの目的は
「十数年後の破滅を生き延びれる様、嘘の理由で流浪人たちに物資づくりを強いる事。」
「語り部(踊り子)の破滅の昔話が流浪人たちに悪影響を与えない様に根回しする事。」
「流浪人たちが作った物資を、十数年後の破滅の時に備えて保管しておく事。」
「大陸中の治安維持を継続実施する事。」
猟師…彼は「動物を狩る猟師」ではなく、「動物を愛する元農場経営者」
であり、事件の黒幕。
動物が好きで動物農場をかつて開いたが、安定した食料の確保もままならない
今の時代では、猟師の育てた動物たちが食肉用となってしまうのも致し方のない事だった。
やがて、テキサス事件によって農場が崩壊した事によって
農場経営の熱が冷めて意気消沈した。
その後は動物たちと仲良く、1人で気ままに暮らす様になったが
旧テキサスで交流のあった理髪師イリーナとの再会によって生活環境の歯車が
乱れてしまった。「また農場経営をしてほしい」「人類のために何かと発展
させたい」というイリーナの想いに多少の理解を示す事はできたが、
"イリーナとの仲"と"動物農場経営"に関する事は消えた過去としか捉える事が
できず、イリーナとの仲も農場経営も再燃する事は無かった。
それどころか、1人で気ままに生きていきたい想いが強くなっていた
猟師にとっては、理髪師の過干渉に強い憤りを感じる様になった。
その一方で、また十数年前の様に仲良くできたら、という過去への憧れの
想いもあり、「現在の憤り」と「過去への憧れ」の狭間で揺れ動いていた。
結局は、憤りの方が勝ってしまい、理髪師イリーナをそのまま殺してしまった。
自白する気は一切なかったが、何故に理髪師イリーナが自分への協力を求めるかも
今更になって気になりはじめたところから事件が始まった。
・猟師の目的は
「理髪師を殺害した犯人として特定されない事。」
「理髪師が事件前に何を考えて行動していたか知る事。」
「ワンと一緒に最良の人生を送れる様に考える事。」
推理導線
Q&A その他解説
Q:セカンド・ルネサンスは結局何がしたかったの?
A:十数年後の近い未来に、世界が自然災害によって破滅を迎える事を知ったため、
来るべき破滅に備えて資材を集めようとしていました。しかしセカンド・ルネサンスの技術・人員のみ
では賄えないだろうと判断したため、各地の流浪人に協力を仰ごうとします。
しかし『世界の破滅に備えて手伝ってほしい』と流浪人が言われた際、素直に協力するでしょうか?
『残り少ない時間は自分の時間として費やしたい』という人が一定数いてもおかしくありません。
なので、偽りの繁栄をアピールして、交易目的で流浪人たちに物資を作らせようと画策していました。
Q:「退廃世界の流浪人」とマップスポットが違う理由はなぜ?
A:「退廃世界の流浪人」に登場した「古びた展望台」「黄金島」「サマーリゾート別荘街」の
過去の筆談がセントラルシティ6年目以降の物しか無いからです。
つまり、「退廃世界の朝まだき」当時では、その3箇所は未踏の地だったのです。
Q:セカンド・ルネサンスが踊り子を指名手配していた理由はなぜ?
A:踊り子の物語が、破滅に近づく今の時代を彷彿とさせるような内容である事を知ったため。
踊り子の話が広まってしまうと「セカンド・ルネサンスに協力しなくていいや」と思う流浪人が
増えてしまう恐れがあったため、セカンド・ルネサンスに取って都合が悪かった。
Q:小説家はなぜ裁判を起こされたの?
A:旧テキサスで昔話を広めていた踊り子の物語の内容に、たまたま似ている箇所があったという理由で
踊り子のファンに小説家が訴えられてしまった、という話です。
他終了後情報
最後に
「退廃世界の朝まだき」を遊んでいただきありがとうございました!
前作に引き続きボリューミーなシナリオとなってしまいました。
「退廃世界の朝まだき」というシナリオ名は、退廃世界になってまだ時間が経っていない頃のお話、
という意味合いになっており、前作「退廃世界の流浪人」よりは賑やかな雰囲気となっておりました。
プレイ後、ネタバレが無いようにシナリオの宣伝をして頂けると嬉しいです。
シナリオの感想についても、公開されない場所でお話ください。
不自然な描写・改善提案・その他ご連絡等は、作者(Twitter:@nakedofficer)までご連絡頂けますと
嬉しいです。
以上