料理人-ED①『2900年ぶりの祖国』
料理人は画家に対して一緒に旅をする事を提案して了承を得た。
なんでもないような表情をする料理人、曇った表情をする画家がそれぞれ印象的だ。
2人は数年暮らしたセントラルシティに別れを告げて次の大地へと旅立ったのだ。
セントラルシティを離れてしまっても2人の関係が変わる事はなく、今まで通り実家族の様に接して放浪を続けた。
ある日の事、故郷についての話をリッキーとした。
「私の故郷、今どのようになっているかな。」
「レティシアの故郷について気になるよ、一度行ってみたい」
「ユーラシア大陸のフランスという国なんだけど、自然景色が好きなんだ。行くのは難しいよ」
「何年かけてでも行くよ。」
リッキーからそう言われると二つ返事で承諾した。
数か月かけて船を作り、数年かけて大洋を渡り、数十年かけて大陸を歩いた。
そして2900年ぶりに祖国フランスへ帰って来た。
廃屋と化した旧世界の中世の宮殿、レティシアの実家やレティシア・デ・モノポール1号店跡、
綺麗な花畑など色々見回って2人は楽しくフランスを旅した。
その後2人は仲良くフランスで過ごした。2人の今後について知る人は他にはいない。
吟遊詩人エンド:①君の想いと共に / ②すまない、そしてありがとう / ③君はどこへ行った? / ④孤独の詩人 /
サブ①帰る故郷がある / サブ②故郷に帰れぬ男 / サブ③数十年ぶりの故郷 / サブ④故郷を捜し求めて
少女エンド :①第二の悲劇 / ②情けない父 / ③義父 / ④もういない父を捜す旅の続き /
???エンド :①この嘘はあの世まで / ②本当の再会 / ③これでよかったのだろうか / ④災難の終わり /
料理人エンド :①2900年ぶりの祖国 / ②どうせなら賑やかに / ③悪魔の料理人 / ④罪の償い / ⑤譲ってもらえた願い /
⑥救いの死 / ⑦この世の地獄からあの世の地獄 / ⑧人類の最期を看取る女神 / ⑨料理人レティシアの人生 /
⑩語られぬ死 / ⑪近づく死 / ⑫夜伽 / ⑬葬送式 / ⑭余生 / ⑮来客の少ない店のその後 /
⑯チョコレート専門店開業! / ⑰いつもの日常 / ⑱ただ人を待つ
画家エンド :①詩吟と絵画 / ②画家の人生の始まり / ③家族だった料理人 / ④2人の画家 /
⑤幸せ涙 / ⑥本性を露わにした料理人 / ⑦永遠を生きる2人 / ⑧伝染する画家の概念/⑨幸せな老後
投票放棄エンド:①誰も知らない流浪人たちのその後 / ②いつかまた会える時まで / ③復讐なんて似合わない /