投票放棄-ED①『誰も知らない流浪人たちのその後』
黒幕は特定されなかった。しかし、5人の中にいるのはわかりきっている。
こうなると5人に決められた未来はただ1つ。それはここで関係を断つこと。
5人は別れの会話を済ませて全員がセントラルシティを旅立った。
創設11年目にして無人となったセントラルシティは閑古鳥が鳴き
生活感のあった廃屋も寂しくなってきた。
やがて、無人となってからしばらく経った時に、セントラルシティを訪れる人がいた。
それは先日去った5人の誰でもない人。かつてセントラルシティに滞在した流浪人だった。
「みんないなくなってしまったのか、どこへ行ったんだ。」
その流浪人は無人となったレティシア・デ・モノポール'80を訪れるもやはり何もない。
「ここにみんないたのに…特に具体的な話をする事もなく終わってしまった。」
「あの服職人の作る服がとてもよかったな、せめて名前だけでも聞いておけばよかった。」
「料理人の作る料理が見事だった。あの才能あふれる人は一体どこからやってきたのだろう。」
みんなとの思い出話が蘇る。
ここが流浪人たちの交流の中心地だったはずなのに、何もかも、失われた。
流浪人たちのその後を知る者は誰もいない。
吟遊詩人エンド:①君の想いと共に / ②すまない、そしてありがとう / ③君はどこへ行った? / ④孤独の詩人 /
サブ①帰る故郷がある / サブ②故郷に帰れぬ男 / サブ③数十年ぶりの故郷 / サブ④故郷を捜し求めて
少女エンド :①第二の悲劇 / ②情けない父 / ③義父 / ④もういない父を捜す旅の続き /
???エンド :①この嘘はあの世まで / ②本当の再会 / ③これでよかったのだろうか / ④災難の終わり /
料理人エンド :①2900年ぶりの祖国 / ②どうせなら賑やかに / ③悪魔の料理人 / ④罪の償い / ⑤譲ってもらえた願い /
⑥救いの死 / ⑦この世の地獄からあの世の地獄 / ⑧人類の最期を看取る女神 / ⑨料理人レティシアの人生 /
⑩語られぬ死 / ⑪近づく死 / ⑫夜伽 / ⑬葬送式 / ⑭余生 / ⑮来客の少ない店のその後 /
⑯チョコレート専門店開業! / ⑰いつもの日常 / ⑱ただ人を待つ
画家エンド :①詩吟と絵画 / ②画家の人生の始まり / ③家族だった料理人 / ④2人の画家 /
⑤幸せ涙 / ⑥本性を露わにした料理人 / ⑦永遠を生きる2人 / ⑧伝染する画家の概念/⑨幸せな老後
投票放棄エンド:①誰も知らない流浪人たちのその後 / ②いつかまた会える時まで / ③復讐なんて似合わない /