料理人-ED③『悪魔の料理人』
料理人は万場一致で街から出て行く事を望まれた。
4人の判断に納得ができなかった。
「君が黒幕なんだろう。」「どうしてこんな事をした。」
レティシアは4人から糾弾されて冷静さを保つ事ができなくなっていた。
「どうして、私の人生はいつも、いつも、いつもこんな目に…」
レティシアの反応は音楽家を殺した事を嘆いた様子であったのを4人全員が感じ取った。
4人はそれを見て追放する判断を変更し、レティシアを拘束する事にした。
吟遊詩人がレティシアの腕をつかもうとした次の瞬間、
レティシアは自暴自棄になったのか拘束される事を拒んで暴れ出した。
1人を4人がかりで静止する事もできない。むしろ、一方的に4人がやられた。
レティシアに掴まれて片手で十数メートル先の壁まで投げつけられたり、
地面におもい切り抑え込まれ地にめりこんだり。
レティシアの暴走の過程で吟遊詩人、少女、???の3人は息絶えていた。
画家だけが軽傷で済んでまだ意識が残っていた。
「レティシア、なんでこんな事をしたんだ。君は悪魔か?」リッキーがそう問いかけると
「これでよかったんだよ。私のためだよ。」と返した。
全身が血塗れて赤くなったレティシアは、不気味な笑顔を浮かべていた。目が笑っていない。
程無くしてレティシアはカバンから”手術道具”を取り出して手に持った。
「俺も殺すのか、やめてくれ、なんで…?」リッキーは命乞いをするが、「さあ?」気抜けた声をレティシアは放った。
「殺さないから安心して、責任は取るからよっ。」レティシアは話を一方的に進めて終わらせる。
そしてレティシアはリッキーを抑え込んだまま麻酔で無理やり眠らせて、彼の左胸にメスをいれた。
吟遊詩人エンド:①君の想いと共に / ②すまない、そしてありがとう / ③君はどこへ行った? / ④孤独の詩人 /
サブ①帰る故郷がある / サブ②故郷に帰れぬ男 / サブ③数十年ぶりの故郷 / サブ④故郷を捜し求めて
少女エンド :①第二の悲劇 / ②情けない父 / ③義父 / ④もういない父を捜す旅の続き /
???エンド :①この嘘はあの世まで / ②本当の再会 / ③これでよかったのだろうか / ④災難の終わり /
料理人エンド :①2900年ぶりの祖国 / ②どうせなら賑やかに / ③悪魔の料理人 / ④罪の償い / ⑤譲ってもらえた願い /
⑥救いの死 / ⑦この世の地獄からあの世の地獄 / ⑧人類の最期を看取る女神 / ⑨料理人レティシアの人生 /
⑩語られぬ死 / ⑪近づく死 / ⑫夜伽 / ⑬葬送式 / ⑭余生 / ⑮来客の少ない店のその後 /
⑯チョコレート専門店開業! / ⑰いつもの日常 / ⑱ただ人を待つ
画家エンド :①詩吟と絵画 / ②画家の人生の始まり / ③家族だった料理人 / ④2人の画家 /
⑤幸せ涙 / ⑥本性を露わにした料理人 / ⑦永遠を生きる2人 / ⑧伝染する画家の概念/⑨幸せな老後
投票放棄エンド:①誰も知らない流浪人たちのその後 / ②いつかまた会える時まで / ③復讐なんて似合わない /