少女-ED①『第二の悲劇』
少女は皆との会話を終えた。
吟遊詩人、???の2人は少女に別れの言葉を伝えた。
別れの挨拶でありながら、2人の言葉はどこか暖かかった。
料理人は少女に「さよなら」と伝えた。
料理人の言葉は感情がこもってなく冷たかった。
料理人の言葉とは対照的に、画家は少女にやさしく接した。
2人はまだ出会って間もない関係であり、
少女は事件を起こした黒幕と判断されたにも関わらず、
まるで数年付き合いがあった幼馴染の様に仲良く話していた。
画家・少女は表情から笑みがこぼれて
吟遊詩人は儚げな顔を浮かべていたが口元は優しかった。
???も声から優しさがにじみ出ており、大人としてこの場を
落ち着かせて皆をまとめた。
そうして、和やかなまま
会話は進んでいった。ただ1人を除いて。
吟遊詩人、???の2人はこの場を離れ
画家・少女の2人はいつまでも
話していた。それは
今後の人生の話について。
「これから色んなところを旅したいんだ。」画家に対し嬉々と話す少女の背後に影が近づき、少女の頭に腕を振り下ろした。
「なんで駆け落ちしようとしたの?」料理人は最後に冷たくそう言った。
吟遊詩人エンド:①君の想いと共に / ②すまない、そしてありがとう / ③君はどこへ行った? / ④孤独の詩人 /
サブ①帰る故郷がある / サブ②故郷に帰れぬ男 / サブ③数十年ぶりの故郷 / サブ④故郷を捜し求めて
少女エンド :①第二の悲劇 / ②情けない父 / ③義父 / ④もういない父を捜す旅の続き /
???エンド :①この嘘はあの世まで / ②本当の再会 / ③これでよかったのだろうか / ④災難の終わり /
料理人エンド :①2900年ぶりの祖国 / ②どうせなら賑やかに / ③悪魔の料理人 / ④罪の償い / ⑤譲ってもらえた願い /
⑥救いの死 / ⑦この世の地獄からあの世の地獄 / ⑧人類の最期を看取る女神 / ⑨料理人レティシアの人生 /
⑩語られぬ死 / ⑪近づく死 / ⑫夜伽 / ⑬葬送式 / ⑭余生 / ⑮来客の少ない店のその後 /
⑯チョコレート専門店開業! / ⑰いつもの日常 / ⑱ただ人を待つ
画家エンド :①詩吟と絵画 / ②画家の人生の始まり / ③家族だった料理人 / ④2人の画家 /
⑤幸せ涙 / ⑥本性を露わにした料理人 / ⑦永遠を生きる2人 / ⑧伝染する画家の概念/⑨幸せな老後
投票放棄エンド:①誰も知らない流浪人たちのその後 / ②いつかまた会える時まで / ③復讐なんて似合わない /