料理人-ED②『どうせなら賑やかに』
料理人は複数人に対して一緒に旅をする事を提案して了承を得た。
受け入れた人はレティシアが”黒幕でない”と信じてくれたのだろう。
数年暮らしたセントラルシティに別れを告げて次の大地へと旅立ったのだ。
大陸の荒野を歩いている際に
「これからどのように?」そう問いかけられると
「やっぱり、私は賑やかな人数で余生を過ごしたいなと思っていて。」そう答えた。
「レティシアらしいよ。そういう明るさが好きなんだ。もちろんついて行くよ」リッキーがそう言ってくれた。
本来目指していた事とは違う形になってしまったけど
私の目的は達成されるし関係ないよね。
ちょっと考え事をしていると「おーいレティシア何しているの?」リッキーがそう言ってきた。
「うん、次のお菓子のレシピを考えてた。」笑顔でそう答えた。
孤独がまぎれるなら人数なんて関係ないよ。
リッキー達が仲良く会話しているところ、自分は手元を隠してカバンの中から
”人を不老不死にする手術道具”を手に取り握りしめた。
「だから何やってんの?」「いいや、なんにも。」
手術道具をカバンにしまい、会話の輪に交じった。
「何を澄ました顔しているの?」また聞かれたところで「ふふふっ」と思わず変な笑い声をこぼした。
吟遊詩人エンド:①君の想いと共に / ②すまない、そしてありがとう / ③君はどこへ行った? / ④孤独の詩人 /
サブ①帰る故郷がある / サブ②故郷に帰れぬ男 / サブ③数十年ぶりの故郷 / サブ④故郷を捜し求めて
少女エンド :①第二の悲劇 / ②情けない父 / ③義父 / ④もういない父を捜す旅の続き /
???エンド :①この嘘はあの世まで / ②本当の再会 / ③これでよかったのだろうか / ④災難の終わり /
料理人エンド :①2900年ぶりの祖国 / ②どうせなら賑やかに / ③悪魔の料理人 / ④罪の償い / ⑤譲ってもらえた願い /
⑥救いの死 / ⑦この世の地獄からあの世の地獄 / ⑧人類の最期を看取る女神 / ⑨料理人レティシアの人生 /
⑩語られぬ死 / ⑪近づく死 / ⑫夜伽 / ⑬葬送式 / ⑭余生 / ⑮来客の少ない店のその後 /
⑯チョコレート専門店開業! / ⑰いつもの日常 / ⑱ただ人を待つ
画家エンド :①詩吟と絵画 / ②画家の人生の始まり / ③家族だった料理人 / ④2人の画家 /
⑤幸せ涙 / ⑥本性を露わにした料理人 / ⑦永遠を生きる2人 / ⑧伝染する画家の概念/⑨幸せな老後
投票放棄エンド:①誰も知らない流浪人たちのその後 / ②いつかまた会える時まで / ③復讐なんて似合わない /